从杰尼斯偶像看日本的唱片业[日语论文]
ジャニーズアイドルから見る日本のレコード産業
要　　旨
近年、日本の音楽市場において、音楽ソフトの売り上げは長期低落傾向が続いている。特に音楽産業がデジタル化へと移行する中、CDの売り上げが年々落ちていて、この現象は「CD不況」と呼ばれ、日本の音楽業界全体に多大な影響を与えた。
しかし、CDが売れない時代と言われる今でも、絶大な人気を誇るアイドルは依然として音楽業界における圧倒的な存在感を示している。2008年から始まったアイドルブームが音楽の消費に大きな刺激を与え、アイドルたちは、安定したセールスを保っている上に数々のミリオンセラーを達成し、日本のレコード産業を立て直させる存在といっても過言ではない。
では、アイドルとレコード産業の間に、一体どのような関係があるのだろう。本稿では、日本の音楽業界で厳しい競争において生き残り続けてきた男性アイドルプロダクション・ジャニーズ事務所を例として取り上げながら、アイドルを中心に日本のレコード産業の現状を分析し、ジャニーズ事務所におけるレコード関連企業の構造と音楽ビジネスモードを明らかにする。また、ジャニーズ系の音楽の特徴および音楽的価値を探究する。これによって、ジャニーズアイドルが現在のレコード業界における発展上の問題点を指摘してみる。

キーワード：ジャニーズアイドル；レコード産業；企業構造；ビジネスモード