京都文化観光の資源開発と保護の現状について―関連する文献の調査に基づき―

要旨

近年、観光業の発展に伴って、文化観光は新な観光方式として、全世界で絶えずに発展しつつある。京都は日本の歴史文化名城として豊かな文化観光資源を持ち、それが観光業の発展の基盤になって、たくさんの国内外の観光客を引き付けた。        

本稿では京都文化観光資源の開発と保護を研究対象にし、文献調査を通して、まず、有形文化財と無形文化財に分けて、京都文化観光資源開発の方法について考察した。それから、京都文化観光資源の保護措置を考察した。最後に、京都文化観光資源の開発と保護の成果と問題点を明らかにした。京都文化観光資源は有形文化財の開発においては、歴史的建造物スポットの開発に重点を置き、文化観光商品にも工夫した。無形文化財は、旅行の体験性を重要視すると同時に、伝統的な祭日を利用して観光客をひきつける。京都文化観光資源の保護措置については、文化財に関する政策を公布したり、風致地区を指定したり、古都の姿を維持したりして古都の歴史文化を保護した。京都文化観光資源の開発と保護についての措置は観光業の発展を促進し、古都の歴史文化の保護に役立ったという成果をおさめたと同時に、古都を代表する伝統文化に充分な注意を払わなかったとか、伝統文化活動の伝承者が足りないという問題もある。

キーワード：京都；文化観光資源；開発；保護；現状