日本の昔話から見る日本人の縮み志向_日语论文

要旨

「縮み志向」という言葉は、韓国の有名な学者である李御寧によって『「縮み」志向の日本人』という本に最初に提出したものである。李御寧は文化表象を通じて日本の社会現象をはっきり分析して、日本人の縮み志向を「入れ子型」、「扇子型」、「姉さま人形型」、「折詰め弁当型」、「能面型」、「紋章型」の6種類に分けて、日本人の「小さいものを美とする」という美意識を多角的に述べた。

日本はわが国とただ一つの海を隔てた島国として、わが国ほど広い国ではない。その独特な地理と環境と歴史と文化などの要素で、日本人が細部を重視し、精緻を追求し、なにも「小さいのは美しい」という縮み志向を一定の程度に培った。この意識は日本人の独特な考え方の一つとして、日本社会のそれぞれの方面に体現されている。

口頭で表現され、最終的に文字に記録された昔話には、歴史の長い文学の一つとして、日本人の縮み志向を体現しているものは少なくない。本研究で昔話を中心に、日本人の縮み志向を体現する昔話を収集することによって、縮み志向の定義を簡単に説明し、その概念を提出し、その上に小人と小さな視点の二つの角度から分析する。それから日本人の縮み志向の生じた原因と影響を探究し、日本人の精神実質をもっと深く認識した。さらに日本社会と日本文化をもっと全面的に理解した。

キーワード：昔話、日本人、縮み志向

目 次

はじめに1

1、日本の昔話について 1

1.1昔話とは 1

1.2日本人の好きな昔話について 2

2、日本人の「縮み志向」 2

2.1出処と概念 2

2.2先行研究 3

2.3表現 3

3、「縮み志向」を体現する昔話 4

3.1小人のタイプ 4

3.1.1『桃太郎』4

3.1.2『一寸法師』4

3.1.3『竹取物語』5

3.2小視点のタイプ5

3.2.1『浦島太郎』5

3.2.2『鼠浄土』6

4、「縮み志向」の形成原因と影響 7

4.1形成原因7

4.2影響8

おわりに 8

参考文献 9

謝辞 10