亀山社中における幕末の株式会社の経営パターンについて [日语论文]

要旨

日本語の「会社」は、英語の“company”あるいは“corporation”を訳した用語である。この「カンパニー」なる用語と幕末の志士である坂本龍馬との間には、実は浅からぬ縁がある。日本史に登場する数多の人物のうち、一、二を争う有名人である坂本龍馬は幕府を倒すきっかけをつくた人と呼ばれ、新しい時代を作った。彼が使った一つの武器は亀山社中である。

本論文では、幕末維新の歴史をベースにして、株式会社の原型である亀山社中に関する事業の仕組みを論説する。亀山社中の事業運営や経済活動はすべて「ヒト」「カネ」「モノ」「情報」という四つの不可欠な経営資源と結びつけて、その時代の変更に適応するため、特殊な経営パターンに形成した。一つ目が武力で経済活動や事業運営を守ること。二つ目が経済活動が政治を動かすきっかけをつくること。三つ目が人材育成を一貫すること。また、亀山社中の経営パターンおよび現代の株式会社の違いを論じる。

キーワード　幕末維新；株式会社；坂本龍馬；亀山社中；経営パターン