中日幼児教育の比較について[日语论文]

要旨

教育が現代社会の発展に重要な役割を果たし、幼児教育は最初の教育段階として人の一生に影響を及ぼす。近年、中日両国は幼児教育分野に改革を起こし、長足の進歩をとげているが、両国の幼児教育制度・理念・教学方式などにおける異なっているところが多い。

第一章は、問題提出、先行研究、研究の目的と方法を簡単に述べている。

第二章は、中国と日本各々の幼児教育発展歴史や現状を簡単に説明し、両者の特色および不足を見つける上に比較する。中日両国の幼教とも幼稚園創立して以来百年オーバーの発展歴史を持ち、公立や私立の教育機構が共存しており、今でも義務教育体系に入れられない。また、教育内容・方式、教育理念、教育制度といった面における格差が存在していることもわかる。

第三章は、第二章の比較を手がかりとし、中日両国幼教の相違点について考察を行う。主に幼児教師資格制度、教育理念、教学の方法・内容三つの面から論じる。日本に比べると、中国の幼教はそれほど成熟ではなく、「知識をつぎ込む」式の不足が出てきた。

第四章は、日本の経験から見ると、中国は幼児教育と地域・家庭・行政との連携、幼児教育の内容・方法の改善・充実、人材の確保に力を入れるなどの拙見を述べている。

中日幼児教育の発展には独自のメリットがあるが、対照的に言えば、中国における幼児教育の欠如はよりはっきりしている。幼児教育の面では、中国はまだ自国なりの道を探しつつある。

キーワード：中国　日本　幼児教育　比較