《心》中的利己主义-以K为中心[日语论文]
こころに現れたエゴイズム--Ｋをめぐって

要　　旨
夏目漱石は日本近代の有名な作家で、日本の近代文学史に高い地位を有し、「国民大作家」と言われる。彼は東西の文化に高い造詣を持ち、英文学者である、また俳句、漢詩や書道に詳しい。小説を書くときに、彼は対句、ユーモアな言葉と新しい形式を使いこなしている。彼は人の心理描写に精確で描き、後世小説の開端を率いた人物である。長編小説『心』は夏目漱石の末期の代表作である。作者は、「先生と私」、「両親と私」、「先生と遺書」という三つの部分の描写を通じ、明治時代の知識人の間の利己主義者の憎らしい、悲しい、哀れな孤独の内心世界を剖析し、夏目漱石の「個人主義」思想への認識や、「個人主義」と国家主義の関係を見事に表れた。小説の中の人物が誕生した時代は今まで百年先過ぎていた。しかし、夏目漱石は明治末期の知識人の内心世界への分析を通じ、人に多くのヒントを与えた。本論文は主に、主人公の「Ｋ」を中心に、利己主義を分析して、作者の創作意図を探究する。
本論文は4つの部分に分けて、第一章は作者と作品、夏目漱石の『心』の主な内容を紹介する。
第二章は、創作の背景と作品の目的を通じ、夏目漱石利己主義の個人の観点、そして子孫へ戒めを探究する。
第三章は漱石の生活経験や生活の時代から、利己主義の形成を分析する。
第四章は、まず「先生」と「Ｋ」の間に行われている対話、そしてＫの自殺を分析し、最後に「先生」は「Ｋ」の自殺で、ずっと自責や後悔に生きていた。自殺へ傾向が芽生えてきた。
本論文は小説の中「Ｋ」という人物の利己主義の描写を通じ、利己主義による個人への影響、時代の意味を人に理解させる。

キーワード：夏目漱石　心　Ｋ　利己主義　愛

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
第一章　夏目漱石と『こころ』のあらすじ    2
1.1  夏目漱石    2
1.2　『こころ』のあらすじ    2
1.3　Ｋという人    3
第二章　『こころ』の背景と目的    5
2.1　創作の背景    5
2.2　創作の目的    5
第三章　夏目漱石のエゴイズムの形成    6
3.1  エゴイズムとは    6
3.2  漱石のエゴイズムの形成    6
第四章　『こころ』におけるエゴイズムの表れ    9
4.1  先生のすれ違いの対話    9
4.2  Ｋの自殺    12
4.3  先生の自死決心    14
おわりに    15
参考文献    16
謝　　辞