从《平家物语》看日本人的无常观[日语论文]
『平家物語』から見る日本人の無常観

要　　旨
『平家物語』は日本の平安時代末期、及び鎌倉初期に、政治局面は変わりはじめ、天皇をはじめとする貴族政治の代わりに、将軍をはじめとする武家政治が主流になってきて、戦争も頻繁的に発生しはじめた時期に創作された作品である。全書の描写過程に、始終仏教の「無常観」、「盛者必衰」と「因果観」の思想が全文を貫通しており、そして、その無常観は日本中世文学の文学思想の主流となるものであるだけではなく、現世の日本人にも重要な影響を与えている。従って、本論文では、『平家物語』によって、平安末期及びを鎌倉初期の日本人の無常観への研究を行った次第である。本論文では、まずは無常観という観念について紹介した上に、『平家物語』が生まれたと推測される時代、つまり平安末期、鎌倉初期に存在した無常観及び仏教の思想と無常観との関連を論述した。そして、『平家物語』について概述し、その全文に一貫している無常観について論述してきた。更に、このような無常観が日本人への影響を「美意識への影響」と「現世への影響」という二つの部分に分けて研究した。無常観は日本人の思想や、芸術作品など、ないし日本文化全体まで、大きな影響を与えている。
キーウード: 平家物語；無常観；仏教；美意識

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    4
1 『平家物語』について    4
1.1成立背景    4
1.2あらすじ    4
2.無常観について    5
2.1起源    5
2.2無常観と仏教思想    6
3.『平家物語』から見る無常観    7
3.1祇園精舎    7
3.2清盛の死    7
3.3敦盛の死    8
4.無常観の影響    9
4.1日本人美意識への影響    9
4.2日本社会への影響    10
終わりに    10
参考文献    12
謝　　辞