从《三四郎》上看知识分子的迷羊意识[日语论文]
『三四郎』に見られる知識人の迷羊意識

要　　旨
夏目漱石の『三四郎』は彼の恋愛三部作の一部として、いつも恋愛小説として研究されている。しかし、本論は、ラブスト－りの表層の下に反現代性の深層が隠れていること。すなわち、明治時代の知識人と資本主義の文化の矛盾に注目をする。夏目漱石は青年三四郎の個人遭遇を描いて、近代発展過程中日本の問題を提示して、明治政府が主導した資本文化と知識人の矛盾を暴き出した。この矛盾は、今の２１世紀の中国にも存在している。
本論では、主人公たちのストレイ・シープ意識についての分析を通して、作者の創作意図を探求し、そして現代人への啓発を探ってみる。
本論はおおきく四つの部分から構成されている。
第一章は夏目漱石と『三四郎』のあらすじについての紹介、第二章は、創作の背景及び作品の背景を通して、漱石のストレイ・シープに対する考え方と現代人への訓戒を考察する。
第三章は主に主人公たちの生活経歴と彼の生活する時代に対する分析からストレイ・シープの形成する原因と表現を探ってみる。
第四章はストレイ・シープに対して具体的な分析と『三四郎』の中で知識人の迷羊意識を探求する。

キーワード：夏目漱石  迷羊　資本主義の文化　伝統文化

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
第一章　夏目漱石と『三四郎』のあらすじ    2
1.1  夏目漱石    2
1.2　「三四郎」のあらすじ    2
第二章 『三四郎』の背景    4
2.1 創作の背景    4
2.2 作品の背景    5
第三章　『三四郎の迷子たち    7
3.1　三四郎    7
3.2　広田先生    8
3. 3 里見美禰子    9
第四章　迷羊ーストレイ・シープ    12
4.1  ストレイ・シープとは    12
4.2 迷羊意識    12
おわりに    14
参考文献    15
謝　　辞