偏见的产生与消解：“阿根廷婆婆”人物形象分析[日语论文]
偏見の産生と解消：「アルゼンチンババア」人物分析

要　　旨
よしもとばななの作品は日本だけではなく、国外でも非常に注目される。しかし、よしもとばななの前期作品に関する研究より、後期作品に対して研究は少ない。
『アルゼンチンババア』はよしもとばななの後期の短編小説である。この小説もう映画化されたが、有名な作品ではない。そのことで、この作品に関する研究も、アルゼンチンババアのような女性についての人物分析も少ない。でも、この小説の主人公アルゼンチンババアは特色もあり、よしもとばななが現代女性の備えべきだと思っている特徴も全部もっている。
本稿は先行研究について述べた後、第二章では偏見の産生という立場から、肖像、言語、環境、行為描写四つの方面におけるアルゼンチンババアという人物を分析する。この女性はどのような女性であり、ほかの人たちはどうして最初ババアに対して偏見を持っていたのかを論じる。第三章では偏見解消の理論と結び、言語、心理、環境、行為描写を基づいて、最後にほかの住民たちはどうしてババアを受け入れるのかについては明らかにする。
本稿ではよしもとばななの後期作品を取り上げ、読者たちにはその作品を深く了解られる。そして、よしもとばななが人物を創作するときの文学的技能がみえる。
 
キーワード：偏見　アルゼンチンババア　人物分析

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
第１章  先行研究    2
1.1　国内の先行研究    2
1.2  国外の先行研究    3
1.3  本稿の立場    3
第2章　偏見の産生    4
2.1　偏見の産生について    4
2.2　偏見産生の原因    4
2.3　テキストにおける偏見産生の現象    6
第3章　偏見の解消    8
3.1　偏見の解消について    8
3.2　偏見解消の原因    8      
3.3　テキストにおける偏見解消の現象    10
終わりに    13
謝　　辞
参考文献