「德意志又失败了」（「またやっちまったドイツ」张毅然 刘恒、2016）は米ロなどの国家のようなやり方を参照することや、国連というルートを通じて助け手を伸ばすことなどをおいて、年々の戦火にさらされる哀れなシリア民衆を援助しようとするドイツは、ＥＵの名で、兵役に適齢するシリア男性を大規模に受け入れようとすることにした。ヨーロッパと遠東地区における歴史、地理、人文を研究しつづけることから、そうやってヨーロッパと遠東地区で独勢力を強化しているのだという発想ができたという。 

「神々の微笑」（芥川龍之介1971）は世界中のいろんな宗教がともに日本にあったらどうなるかを物語ってくれた。いくら外来宗教が日本にきても同じ扱いをされることを物語にし、日本には神道をはじめ歴史から生み出す宗教観を持つので、外来宗教は日本で広げようがないことを語ってくれた。 

「中国―日本比較年表」（Googleより）は同時期だった中国と日本との比べから、地理から言えようと、歴史からいえようと、島国である日本は比較的に閉鎖的だということを論じた。 

「逆説の日本史」（井沢元彦 1992）は日本古代から近代にわたる千年余りの歴史事件や人物を「和」、「霊」など日本本土生まれ育ったもので分析をし、日本には、いわゆる「和」の意識が根強く生きていることとしている。

「二宮翁夜話」（二宮尊徳）は「世の中に本当の真理はただ一つしかないが、その真理に近づく入り口はいくつもある」としいい、日本には、多神教、多元主義が違和感なく存在していたこととしている。

「独メルケル首相、市議選大敗で移民政策の影響を認める」(BBCニュース2016年)は独首相メルケル（2016）は政策が行ったことに後悔している、できるものならやり直したいといい、移民の受け入れ推進が失敗につながったと責任を認めた、とのことから、ドイツ政府による大量のシリア難民を受け入れたことは政策的に行き過ぎているのだということがわかる。 

「難民条約」（日本外務省広報•出版パンフレット1951）は日本外務省が定めた難民に関する条約をはっきり書いている。それによると日本の難民政策がわかる。 

「平成24－28年における難民認定者数等について」（日本法務省入国管理局（公財）アジア福祉教育財団難民事業本部「日本の難民受け入れ」2012-2016）からよると、2012年から2016年まで日本国内における難民認定者の人数と国籍をまとめたデータから、日本政府はシリア難民の受け入れに対する態度はきわめて消極的だということがわかる。 

「毎年20万人の移民受け入れ　政府が本格検討開始」（産経新聞2014年）は、日本の内閣府（2014）は年２０万人の移民を受け入れることで少子高齢化による労働力の激減することを穴埋めしようとしていること、また、高度な専門性や技術を持つ人でなければ移民できる条件にはあたらないことから、自民党がリードしている日本政府は外国人の移民を解禁するのではなく、ただ労働力を求めていることが見られるという。 

「シリア難民、300人規模で受け入れへ　政府、定住に道」（朝日新聞2017）からよると、日本政府（2017）は今年から５年間、シリア難民の留学生とその家族を300人規模でうけいれる見通しになったとしている。Ｇ７成員国の日本は、ほかの六カ国にくらべて、国際難民に対する態度はどれぐらい差づきがあるのがわかる。